2010年3月11日木曜日

スターバックスの新しいブランド理念「シェアード プラネット」は新しいマーケティングの方向を示す。

海外から帰国した知人が、スタバの紙コップが変わったと騒ぐので読んでみると、、、シェアードプラネットと書いてある。確かに聞いたことないなと思い調べてみると、どうやら、2015年までに達成したい目標を掲げて推進しているグローバルマーケティング(ブランド)の一環だということがわかった。豆の買い付けから環境負荷の低減、そして地域社会への関わりに至るまでスターバックスだからこそ果たる役割を推進していくらしい。ふむふむ。時代をとらえた動きで関心してしまう。そのブランド活動には、大きく3本の柱がある。そしてゴールも非常に明確だ。且つ、ブランド活動上のローカライズも徹底できている。以下に紹介したい。

シェアードプラネット3本の柱

1.倫理観を持った商品調達
責任をもって栽培され、倫理的に調達された高品質なコーヒーを買い入れ、お客様にご提供し、生産者のよりよい未来と地球環境に貢献したいと考えています。 2015年までに、私たちが買い付けるコーヒーのすべてを責任ある方法で栽培され、倫理的に取り引きされたものにしていきます。

日本の取り組み: 毎月「フェアトレードコーヒーの日」を設定し、スターバックスのフェアトレード認証コーヒー、カフェ エスティマ ブレンドをドリップコーヒーとしてご提供します。 コーヒー生産地の発展に貢献する支援を持続的に行います。

2.環境に関するリーダーシップを発揮
率先して環境負荷を低減し、気候変動対策に取り組み、同じ目標を共有する仲間を増やしていきたいと考えています。 2015年までに、すべてのカップのリユースやリサイクルに取り組んでいきます。 省エネや節水、リサイクルやグリーン建築を通じ、環境負荷を低減していきます。

日本の取り組み:店内で使用するカップのリユースやリサイクルに取り組みます。 店舗のエネルギーや水道の使用量を低減させます。食品廃棄物のリサイクルを促進します。環境配慮型店舗を推進していきます。

3.コミュニティ活動の強化

コミュニティの一員として、パートナー※がお客様とともに、コミュニティの絆を深める役目を担いたいと考えています。 2015年までに、グローバルで年間100万時間規模のコミュニティ貢献を行っていきます。 2015年までに、5万人のユース層をサポートし、支援を受けたユース層がコミュニティに革新をもたらし、コミュニティに貢献していくことをサポートします。

日本の取り組み: スターバックスのパートナーがコミュニティのニーズを見出し、貢献できる喜びを共有できるプログラムを開発・推進します。 店舗があるコミュニティで、パートナーが自主的に連携し、ニーズに応えるコミュニティ活動の持続と拡充を図ります。


過剰な演出、デフォルメした広告宣伝で消費者を引き付けるような時代は、過去のものになっていっていると思う。これから消費者はますます賢くなっていくでしょう。本当の意味や価値を作り出す企業が尊敬される。

青葉のつぶやき https://twitter.com/AOBA_TETSUO

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